葦(アシ)にならないブログ

「人は考える葦である」 ただの葦にはなりたくないので考えた事を書くブログです。

ドイツで行われた「小学生のデモ活動」について

 今日も面白い記事を見つけました。COURRIER JAPONというニュースサイトでたまたまドイツの記事を見ていましたが、なんと、小学生が大人に対してデモを行ったそうです。

 

 スローガンにスマホじゃなくて私たちと向き合って」と掲げ、150名程度が集まったという事で、そこそこ大きな規模のデモが行われたようです。一般的な日本人からしたら、デモ活動どころか政治的な活動さえもあまりしないですから、小学生がまさかデモをするなんてと思います。ただ、特殊な例ではあるもののドイツではこういった活動を行える土壌があるところに驚きです。

 

 一般的なヨーロッパでは、民主主義がとても進んでいて政治の透明性が高く、市民の政治的活動も活発であると言われています。しかし、その一方で教育機関では子ども達にどうしたら民主主義的な市民として世の中に旅立ってもらえるのかという事に、力を注いでいるようです。

 民主主義は市民が考えるのを停止した瞬間に腐ってしまう大変デリケートな物だと私個人は考えている所ではありますが、そのためにも、幼少期の教育というものが大切になるのではないかと思っています。今回のケースは、ドイツの先生方が子ども達をちゃんと民主主義の担い手として育てているという事がわかった良いケースなのではないでしょうか。

 

 今回ドイツの小学生によるデモを受けて、我々の生活と政治活動(まつりごと)は非常に密接に関わっているという事を再認識しました。少し話は変わりますが、政治家の行動や言動、考え方というものは、日本では残念な事にトップダウンで我々の生活に降りてきますから、逐一監視する必要があると考えています。その際に、何らかの形で政治に対して意思表示をするための1つの道具として「デモ活動」があるのだと考えてます。

 「お上の事はお上の事で決めてください」という考え方は本来民主主義的な社会と相容れないはずなんですが、なかなかそうはなっていかない事が残念です。

 投票をしたらその場で民意を全て示したと思い込み、考えるのを終了してしまう人が世の中には多数いますが、そこで終わらずに当事者意識を常にもって政治家の監視や世の中の変化を敏感に感じ取りたいですね。

 

 オチもなく書いておりますが、皆様の考えるきっかけになったでしょうか。

なったなら本当に幸いです。ここまで読んで下さりありがとうございました。

 

出典

COURRIER JAPON

怒りの“やめろ”コール沸き上がる ドイツの小学生、大人に抗議して街頭デモ敢行

https://courrier.jp/news/archives/138011/